第27章 ・・・・・嘘
瑠李side
残業だと言っていたハルさんが帰ってきたのは
日付が変わった頃だった
私は・・・なんとなく不安で眠れなかった
だから・・・ハルさんが帰ってきた時は嬉しかったのに
なんで?
残業だって言ってたハルさんから
吸わないはずのタバコの臭いと
香水の匂いがするの?
残業だって言ってたのに
残業じゃなくて飲み会だったの?
だったら正直に言ってくれればいいのに
どうして隠すの?
苛立った私はハルさんにお茶を入れて
「もう、寝る。」
と一言いって自分の部屋に入った
嘘は嫌い
嘘をつく人も嫌い
ハルさんのバカ!!!!!!!
もう!やだよ!!!
なんでこんな気持ちになるの?
すごく苦しいよ
どうしたらいいんだろう・・・・・・・・・
わかんないよ
私はその日ベットの中で声を殺して泣いた