第26章 欲しいもの・・・・・
「秘書課のメンバーが、直談判してきたwお前を飲み会に参加させてくれってw」
「何の直談判ですか?」
「まぁ、それは表向きの理由だw」
「どういう意味ですか?」
「秘書課の誰かが、密告している奴がいるようだ、何かと話が漏れている。」
「それを探れと?」
「あぁ、そうだ。周りに悟られずにだ。」
「何で雅人に言わないんですか?」
「あいつは、そういうことを頼むと顔に出すからwスイッチが入らないとクールにならんのだw」
「・・・・・確かにw」
「とりあえず、今回だけでいい。そろそろ尻尾を出すだろうから。」
「調査するのは構わないですが・・・・・気が乗りませんね、その飲み会・・・。」
「あぁ、そうだろうな。お前の事だからな。だが今回だけは耐えてくれwこれが解決させてくれたら褒美をやるw」
「どんな子供扱いですか?w」
「欲しくないのか?」
「要りませんよw何だかんだ言っても問題解決させたらいいんでしょ?w」
「今年は・・・・学生最後の夏休みだからなぁ・・・・・。」
「・・・・・は?」
「きっと・・・一緒に色んな所に行きたいだろうなぁ・・・・。」
「・・・・何が言いたいんですか?」
「この前のペンションへの一泊も楽しかったみたいだなぁ・・・。その前に行った水族館もかなり喜んでいたそうだし。」
「・・・・・・。」
「ハルさんと一緒に色んな所に行きたいな♪ハルさんがもっとお休みがあればいいのに~。」
「一応聞きますが、それは誰の真似ですか?」
「え?お前の大事な大事な瑠李ちゃんw」
「社長・・・最近誰かに会いませんでした?」
「そんなことはないぞ?」
「最近、そのセリフを身近の人間から聞いたんですけど・・・。」
「まぁまぁ良いじゃないかw今回の件は瑠李ちゃんには黙っておいてやるからなw」
「なんでるぅに黙っておく必要があるんですか?」
「ハルさん合コンに参加するなんて最低!!飲み会は嫌だって言ったのに!嘘つき!!そんなハルさんなんて嫌いよ!!」
「それはるぅの真似ですか?」
「似てるだろう?」
「二度としないでください。気持ち悪いのと全然似ていませんから。」
そう言い切ると俺は社長室を出て行った