第26章 欲しいもの・・・・・
お昼になって綾ちゃんが自宅に遊びに来た
ランチにいつものカフェをと誘われたが那智君が居るからと
自宅でのランチを提案した
「で?最近どうなの??」
「何が?」
ダイニングで3人でご飯を食べながら突っ込まれた
「例の話しよ。今名前出したらマズイでしょ?この子がいるのにw」
「あ・・・・w」
「お姉ちゃん、ごちそうさまでした!ソファーでお絵かきしてくるね。」
「うん。わかった。」
「さっきの話しだけど・・・・。」
「うん。何かあったの?」
「何も無いよ。だけど・・・・・このままでいいのかなって思ったり、このままじゃダメなんじゃないかなって考えたりしてる。」
「あのバカの件は片付いたんでしょ?だったら言えばいいのに。」
「前にね・・・ハルさんに言われたの。るぅに好きな人が出来たらこの生活は解消しないといけないって。」
「え?そうなの?」
「私がハルさんの事好きだってわかったら、この生活無くなっちゃうの・・・。側にいたいのに居られなくなっちゃう。それは辛すぎるから嫌だもん。」
「ハルさんは・・・好きな人いないの?」
「今までは仕事が恋人だったらしいんだけど、今は違うの?って聞いたら、今はるぅが一番大事な存在かもなって言われたの。そんな事言ったら勘違いされるよ?って言ったらそれでしてくれたらいいのにって言ってたの。じゃあその勘違いして欲しい人いるの?って聞いたら秘密って言われた。」
「それって・・・・。」
「この生活終わらせたら、私とハルさんの接点が無くなっちゃうの。それは嫌なんだもん。」
「そっか。なぁんだ。瑠李に彼氏が出来たらWデートとか出来ると思ったのにw」
「だ・・・Wデートってwww」
「そうだ!今度彼氏と彼氏の友達が一緒に遊ぼうって言ってて、2対2で遊ぼうって言ってたから、瑠李行こうよw」
「ええ~~!!!無理無理そんなの無理!!知らない男の人と遊びに行くなんて出来ないよ!!」
「いいじゃんwハルさん以外の男を見て勉強も大事よ?w」
「勉強・・・?」
「まぁ、前向きに考えてっていうか、予定組むからよろしくね♪」
そう言って綾ちゃんは帰って行った
私は頭が真っ白だった