第26章 欲しいもの・・・・・
瑠李side
次の日月曜日、いつもの朝6時半に起きた
今は夏休みだから自分の用意がない分時間を遅くした
「夏休みだからわざわざいいのに」って
ハルさんが言ってくれるけど
ハルさんの為に私がしたいから
ハルさんの為の家事は大好きだから
栄養を考えて野菜を中心に
気候の関係で傷まないように・・
外食ばっかりだと体に悪いし
ただ単に
ハルさんが「ありがとう。美味しかったよ。」
って言ってくれるから
その顔が見たいだけなんだけどねw
そしていつもの7時頃にハルさんが起きてきた
「・・・・はよぉ・・・。」
「おはよう。ハルさん。那智君はまだ寝てる?」
「あぁ、まだ寝てた。」
そう・・・昨日はお義兄さんが来れないと言われ
お泊りになったのだが
那智君を挟んで川の字で寝た
のではなく
私を挟んで川の字だったw
那智君が必死に私とハルさんを離そうとするので
面白がったハルさんがわざと私にくっついたりして
嬉しかった反面ドキドキされすぎたよw
着替えを済ませダイニングについたハルさんに聞いた
「今日は遅いの?」
「いやいつも通りだと思うけど?何かあるのか?」
「晩御飯何にしようかなって思ってw帰ってくる時間によってはメニュー変えたいしw」
「なんでもいいよ。るぅのご飯はなんでも美味しいから。」
「んもうっ!wお世辞言ってもビールは増えないよw」
「ちっw増えないのかw」
「そう言えば、お義兄さんって鍵持ってるんだよね?昼間買い物とかに出掛けても大丈夫かな?」
「あぁ、置き手紙でもして行けば大丈夫だろう。いい加減鍵も返して貰わないとな・・・。」
「あ、ハルさん時間だよ?はい、お弁当w」
「お、いつもサンキュー。じゃあ行ってきます。また連絡するよ。」
玄関でお見送りをしていると那智君が起きてきた
「あれ~?陽斗もう行くの??」
「おぉ、寝坊助。行ってくるよ。パパが来るまでお姉ちゃんの言う事聞いて良い子でなw」
「オレ良い子だもん!!」
「はいはいwじゃあ行ってくるよw」
「行ってらっしゃいw」
「お姉ちゃん。お腹すいたぁ。」
「うん。じゃあご飯にしようねwパンがいい?ご飯?」
「ゴハン!!」