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I cannot part with you

第25章 ずっと一緒にいたい


「全力で遠慮する。」


「たまには、そうゆう浮いた話聞かせなさいよ!!いつまであんたはお母さんに心配させるのよ!?桜月みたいに早く家庭を持って安心させてくれない?」


「そーそ。お母さんは内孫がみたいのよ。早く結婚してあげなよ。」


「仕方無いだろう。そんな相手がいないんだから。」


「だからお見合いすればいいじゃないw」


「絶対しねぇ!!そんな話するなら帰ってこねぇぞ。」


「すぐそんなこと言うんだから!!可愛くないわね!!」


「そう言えば雅人君結婚するんでしょ?相手はあの娘?」


「あぁ、優季だよ。昨日友達とかで婚約披露したとこだ。」


「え~。そこにいい娘いなかったの?」


姉貴の桜月と母親は実家に帰る度にいつも


こんな会話をしてくる


今まで付き合った彼女がいないわけではないが


話すと面倒なので一切話していない


「おい!陽斗今度家に遊びに行ってやる。」


「チビはお断りだw」


「チビじゃない!!パパが言ってたもん!今度の休みに陽斗んちに行くって。」


「は?休みっていつだよ。」


「明日よw」


「たまの休みぐらい家に居させろよ。」


「明日、私もお母さんも一泊旅行だから。陽斗の家にいけばなんとかなるって旦那が言ってたからこの際任せちゃおうかなってw」


「・・・・・・何でこっちに連絡はないんだ?」


「旦那がするって言ってたわよ?きてない?」


「知らん!じゃあ俺は帰る。」


そう言い捨てて実家を出た


実際に実家からマンションまでは駅を挟んで反対側にある


(そう言えば・・・るぅはご飯どうするんだろうか?)


駅前を通り過ぎる時コンビニでお酒が目に入った


(ビールでも買おうか・・・)


コンビニに入りお酒コーナーの前に立った時


るぅの言葉が過った


“チリツモです。止めるならここで買ってもいいけど、止めないならケース買いにしてください。”


手に取りかけていたお酒を戻し店を出た


アスファルトの照り返しを受けながら自宅に戻った


シャワーで汗を流し、下だけズボンを履き


リビングのエアコンをかけてソファーで


冷蔵庫にあったつまみを用意してw


ビールを片手にテレビを見ていた


休みの至福の時だな


そしていつの間にか寝ていた

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