第25章 ずっと一緒にいたい
瑠李side
朝目が覚めたらハルさんのベットだった
(まぁ、私が自分でここに寝たんだろうけどねw)
起き上がり脱衣所に向かった
そこには昨日ハルさんが着ていた香水臭いスーツがあった
「・・・・むぅ。」
私はそのスーツを袋に纏めて口をくくった
「よし!敵はいなくなったw」
(あとでクリーニングに出しに行こう♪)
洗濯機を回し始めキッチンに朝食の準備に入った
「今日は・・・・洋食☆」
クロワッサンにベーコンエッグとサラダ
フレッシュジュースにヨーグルト
「・・・出来た☆」
「・・・・いい匂いだな。」
気怠そうなハルさんが起きてきた
「おはよう。ハルさんw今日は洋食です♪」
「はい。おいしそうです。いただきます。」
そしていつものように二人で食べ始めた
食べ終わった私は洗濯物を干しにベランダへと出た
ちらっと見るとハルさんは
ソファーに座って新聞を読んでいた
私はハルさんの前にコーヒーを置いて後片付けに入った
だけど今日のハルさんはどこか上の空で
何かを考えているのか悩んでいるようにも見えた
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陽斗side
いつもの様に迎える朝が
当たり前のようで当たり前ではない気がしていた
いつか・・なんて
いつ終わるかわからないこの生活に
俺は終わりが来なければいいのにと願った
自分の気持ちに気がついた俺にとっては
彼女を縛り付けておきたい衝動が顔を出す
どうすればそう出来るのかなんて考えている自分に
苦笑いが出た
その時彼女の携帯が鳴った
電話に出た彼女は嬉しそうに話している
もしかしたら好きな相手なのか・・・・・
電話を切った彼女が話しかけてきた
「ハルさん、今日はどこか行くの?」
「いや、予定はないけど。どこか行きたいのか?」
「ううん。お出かけしてこようと思って。いいかな?」
電話の後もあって俺は若干動揺した
「あ、あぁ、構わないが、何時頃帰ってくるんだ?」
「夕方・・・かな?晩御飯も食べてくるかもしれないけど。まだわかんないから、決まったら連絡するね。」
「あぁ。わかった。気をつけていけよ。」
「はぁい☆」
そう言って準備をしたるぅは嬉しそうに出かけた