第24章 嫉妬という名の感情
瑠李side
早川さんと会場の隅っこで話をしていた時に言われた言葉
お姉ちゃんも気が付いていると・・・・・
だけど早川さんに言われた言葉
“瑠李様と住まわれるようになってから、彼を纏っている空気が変わりました。仕事に関しても以前よりさらに取り組む姿勢が良い方向に変わりました。”
それを聞いた私は嬉しくなって早川さんに言った
「そんな事言われたら・・・・勘違いしちゃいますよw」
「クスクスw恋は盲目です。勘違いも一つのうちですよw」
「早川さんは・・・大切な人いるんですか?」
「えぇ、いますよ。大切な妻が。」
「そうなんですか!?どこで知り合ったんですか?」
「私と妻は幼なじみです。元々早川家は九条家に代々お世話になっておりました。その家柄を理解していたというのもありますが。率直に申し上げますと恋愛結婚です。」
「わぁ☆素敵ですね。奥様はおいくつですか?」
「妻は28歳です。因みに私は37歳です。」
早川さんの年齢を初めて聞いて驚いた
見た目的には20代にしか見えない早川さん
意外と年上でしたww
「と言う事は・・・9歳違うんですか?」
「えぇ、そうですよ。」
(私が18歳で・・ハルさんが26歳だから・・・)
そんな事を考えていた時だった
「8歳違うくらいなんて事ないですよ。瑠李様。」
「な・・・・なんでわかったんですか!!??//////」
「お顔に出てましたwクスクスwあ、すみません。主が呼んでおりますので少々席を外しますね。」
「あ・・はい。」
一人になった私は周りをキョロキョロと見回していた
少し離れた場所で数人の男女と話をしている
ハルさんを見つけた
ハルさんの横にいる女性がハルさんの腕くっついている
(そんなにくっつかないで!!ハルさんも優しくしないで欲しいのに!!)
自分の考えていた事にふと我に返った私は
自分で自分が信じられなかった
(今の感情は何?こんなこと考えるなんて初めて・・)
どうしちゃったんだろう私・・・・・
ハルさんの事になると普通じゃ居られなくなっちゃうよ
段々視界が滲んできた私は見られたくなくて
会場を出てお手洗いに駆け込んだ