第24章 嫉妬という名の感情
瑠李side
今日は待ちに待った金曜日!!!
「ねぇ、お姉ちゃん。今日は金曜日よね?」
「そうよ。妹wだからどうしたの?」
「ハルさんも仕事に行ったのに・・・・なんでお姉ちゃんは朝から私とサロンに居るの?w」
「今夜のための準備をするからに決まってるじゃないw」
「そのために休みにしたの?」
と、若干呆れた私の質問にお姉ちゃんは
「他に何があるの?」
と、いつものドヤ顔で答えたw
朝からエステに行き、全身をマッサージされた
そこからネイルやヘアメイクなど
整えてもらった
最後にドレスを着た
仕上がった私を全身の映る鏡で確認していた
数人のスタッフさんが最終確認を行ってくれていた
最後におろしたてのヒールに足を入れた
165センチぐらいの身長の私がヒールを履いて
170くらいになった
(うわぁ・・・・このドレスやっぱり素敵)
クルッと回って後ろも確認してみた
そこへ支度を終えたお姉ちゃんが顔を出した
「うわぁ!瑠李可愛いじゃん♪すっごく似合ってるし。」
「本当?お姉ちゃん。ありがとう////」
お姉ちゃんは基本的にお世辞を言わない
特に身内や友達には
だから美人で優しいお姉ちゃんは私にとっても
凄く憧れの存在でもある
「お姉ちゃんはやっぱり何を着ても似合うね。」
「そう?ありがとう。」
準備が整った私達は迎えに来ていた早川さんの運転で
会場に向かった
「会場内では早川さんと一緒にいるといいわ。彼に頼んであるからw」
「はい、お任せください。」
「お願いします。」
パーティー会場に着いた私達は
入り口でお姉ちゃんと分かれた
常に横に居てくれる早川さんに
「早川さん・・・。」
「はい。どうしました?」
「今日、何人くらい来るんですか?」
「ざっと80人位ですかね・・・。」
「80人・・・・・・・。」
「学生時代の友人がメインですし。挙式に招待できない方々を今回は呼ばれていますので。」
「交友関係が広いって大変なんですね・・・。」
「瑠李様はそうではないんですか?」
「人付き合いが苦手なので・・・・w」
そう言いながら苦笑いした