第24章 嫉妬という名の感情
陽斗side
いつものように会社に着くと営業部に雅人が来た
「はぁ~る~~♪おはよ~。」
「あぁ、おはよう。」
「部長、午前中営業回ってきます。」
「あぁ、わかった。頼むよ。玉城。」
俺は営業に出る用意をして部署を出た
それを追いかけてくる雅人
「まだ怒ってるのか?許してくれよ。ハル。頼むから。」
「あぁ、俺は知らないぞ。俺が許した所で許さない人もいるだろうな。」
「え?もしかして・・・。」
「がんばれよ。関係戻すのに。じゃあ俺は営業に出るから。」
「まぢかああああああああああああああ!!!!!!!」
「ご愁傷様だな。雅人。」
俺はその一言だけ放って会社を出た
「じゃあ、玉城さんよろしくお願いします。」
「えぇ、こちらこそ、よろしくお願いします。」
営業先の方と挨拶を交わし俺は会社に戻った
途中で携帯のメールが鳴った
“今晩は何が食べたい?(´∀`*)”
俺は即電話した
“もしもし。”
「メニューが決まらないのか?w」
“うーん・・・。今週末パーティーもあるから。料理が被ったら嫌だもんw”
「あぁ、そうだな。」
“あれ?そう言えば電話してても大丈夫なの?ハルさんw”
「あぁ、今は外回り中だからな。」
“そっか・・・。あ!そうだ。”
「何だ?」
“冷やし中華は?”
「それでいいよ。楽しみだ。早く帰るよ。」
“ハルさん・・・。”
「ん?どうした?」
“昨日の着た服・・・。香水臭かったよ。”
「あぁ、香水きついやつが近くにいたからな。」
“今度から玄関で消毒するからねw”
「俺が悪いんじゃないんだから許せw」
そんな会話をしながら会社についた
「会社に着いたから切るよ。また帰る前に連絡する。」
そう言って電話を切った
「おぉ~い。陽斗!今の電話誰?」
後から佐野の声がかかった
「ノーコメント。」
「マジかよ!wいいじゃんそれくらいw」
「教える義務はない。」
「まだ怒ってるのか?」
「もうなんとも思ってないぞ。」
「そっか。サンキューwで?さっきのは誰?」
「しつこいな・・。」
「お弁当の女か?」
「まぁ、そんな所だ。」
そんなやりとりをしながら部署に戻った