第24章 嫉妬という名の感情
「るぅ、マンションの下まで見送りに行こう。」
「うんw」
マンションの前に行くと、綾ちゃんの彼氏が既に待っていた
そしてハルさんと二人で見送った
「あぁ~、疲れたw」
「お仕事に?飲み会に?w」
「飲み会だ。気を使うからな。めんどくせぇw」
そんな会話をしながら部屋に戻った
「ハルさん、お茶漬け食べる?」
「あぁ、貰おうかな。」
私はすぐに用意をして、お風呂に入ると声を掛けた
お風呂から上がるとソファーで寛いでいるハルさん
あれ?そう言えば・・・・・
「雅人さんとお姉ちゃんは帰ってこないの?」
「雅人は・・・出禁にした。」
「え?出禁?何で!?」
「あいつと佐野ってこの前話題に出た奴が・・・今回の飲み会だけじゃなくて、俺を合コンにまで参加させるつもりだったらしくて、それを今日聞いたから、二度と帰ってくるなって言った。」
アイスコーヒを片手にハルさんの横に座った
「合コンって・・・・・ハルさん行くの?」
「行く気はないな。後は知らん。」
そのセリフを聞いて私はホッとした
「さて。そろそろ寝るか?」
「はぁい♪」
そしてお互いの部屋の前でそれぞれの部屋に入ろうとした
ハルさんと一緒に寝たい・・・なんて言えない・・・//////
そんな事を考えていた私はドアに掛ける手が止まっていた
部屋に入らない私を見たハルさんが
「るぅ、おいで。一緒に寝るぞ。」
って、言ってくれた
私はそのまま踵を返しハルさんの部屋に入った
いつもの体制で
ハルさんが抱き締めたまま
安心しながら眠りについた
明日のお弁当にはハルさんが大好きな
おかずを入れてあげようと考えながらw
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陽斗side
飲み会で疲れた俺は癒やされたかった
寝ようと声を掛けてお互いの部屋に向かったが
るぅはなかなか部屋に入ろうとしなかった
理由はわからなかったが
俺が一緒にいないと安心して眠れないという彼女
最近は自分でも思う
彼女を抱きしめていないと俺が眠れなくなってる気がする
そして癒されるんだ
疲れも吹き飛んで
明日も頑張ろうって思える
彼女を抱き締めながらそんな考えに苦笑いした