第24章 嫉妬という名の感情
モニターをチェックしていた3人は
きゃっきゃと燥いでいて
「イケメンが帰ってきたw」
「確かにイケメンだw」
「え?ハルさん!?」
「そうみたいよ。やっぱり早かったわねw」
私は慌てて解除キーを押した
数分して玄関が開いた
私は玄関にお迎えに行った
「おかえりなさい。」
ぐったり疲れた様子のハルさんがフッと笑って
「あぁ、ただいま。」
「今日もお疲れ様でした。」
「ありがとう。あと弁当もありがとう。」
鞄から出されたお弁当箱は相変わらず綺麗に空っぽだ
「お風呂湧いてるよ。」
「あぁ、お友達まだいるんだろう?」
「うん。今、綾ちゃんの彼氏からの連絡待ちなんだ。迎えに来るからって。」
「そうか。他の友達は?」
「綾ちゃんの彼氏が送ってくれるんだって。」
「じゃあ、とりあえず風呂入ってくる。」
そう言って風呂場に向かったハルさんを見送り
リビングへと戻った私にニヤニヤした視線が3つ集中した
「何?さっきのやりとりw」
「新婚みたいだったわねw」
「甘いwあんたが作ったデザートより甘いw」
「え?いつもあんな感じだよ?」
「「「ふ~ん。」」」
30分程してハルさんがお風呂から上がってきた
いつもは上半身裸なのに今日はなぜか服を着ている
「いらっしゃい。」
「「「お邪魔してます♪」」」
「こちらは私がお世話になってる、玉城 陽斗さんです。で、こちらがお友達の綾ちゃんと、美香ちゃんと、久実ちゃん。」
「「「はじめまして~」」」
「いえ、こちらこそ。で優季に似てるのは綾ちゃんか?w」
「え?私ですか?」
「あ、そうなんだよw綾ちゃんとお姉ちゃんの性格がそっくりなんだw」
「うん。私も・・・優季さんとは他人の気がしないw」
「そうだな。強いて言えば・・・・雅人を好いてるか、邪険に扱えるかの違いじゃないか?w」
「「「あははw」」」
その時綾ちゃんの携帯が鳴った
「あ、もうマンションの前に着くってwそろそろ降りようw」
「うん。そうだね。」
「瑠李ありがとう。ごちそうさまでしたw」
「ううん。今日は来てくれてありがとう。」
「陽斗さん、お邪魔しました。」
「いいえ。いつでも遊びにおいで。」