第24章 嫉妬という名の感情
陽斗side
とうとうこの日が来た
水曜日ニコニコしたるぅに玄関で
お弁当を渡されて見送りだされた
今日は会社の飲み会だ
雅人の頼みとはいえ・・・・・
引き受けるんじゃなかったと後悔している
部長クラス以上のお酒の入った醜態
酒の入った酒癖の悪い女
職場でも苦痛な化粧や香水の匂いが
飲み会の席になるとさらにきつくなる
ワザと仕事を残して残業でもしてやろうかw
なんて事を考えながら会社に向かった
席についた俺は早速仕事に取り掛かった
「おっす。陽斗。今夜参加するんだろう?」
「佐野・・・・・秘書課との合コンはさぞ楽しいんだろうな。」
「な・・何で知ってるんだ!?」
「あいつが俺に隠し事出来るわけがないだろう。」
「雅人めw裏切ったなw」
「今回だけだからな。次はない。それと早々に切り上げる。」
「まぁ、俺は参加してもらえたら問題ないから♪」
「お前・・・その合コンって誰が参加するんだ?」
「え?俺と営業2課のやつ2人と陽斗。」
参加メンバーに俺が入っている事に怒りを覚えた
「え?聞いてないのか?」
「知らん!そして参加しない!」
「30分だけでいいから!頼むよ!!」
「却下。」
そして俺はあいつに電話をかけた
“もしもし、ハル朝からどうしたんだ?”
「お前、今日から出禁だ!二度とうちに来るなバカ!」
"え?え??なんで??”
疑問だらけの雅人を無視して電話を切った
そして仕事に取り掛かった俺は終止不機嫌で無言だった
「今日は、いつもにも増して、玉城主任不機嫌ですね。」
「何か問題でもあったのかしら。」
「今日飲み会参加されるんですよね?」
「あのままじゃ恐いわね。威圧感が半端ないわw」
職場の数名がそんな話をしていたが
何も言わなかった
そこへ空気を読まない優季が入って来た
「お疲れ様です♪この案件の引き継ぎお願いしたいんですけど。部長いますか?」
「あぁ、大野。久しぶりだな。」
「お久しぶりです。これお願いします。」
「優季さぁ~ん、玉城主任が不機嫌極まりないんですけどw」
「いつものことでしょwほっとけば?w」
「だって恐いんですもんw」
仕事中の俺に優季が近づいて来た