第23章 特別な日
ドアを激しく叩かれる音に目を覚ました
ドンドンドン!!ドンドン!!
「ハル~~~。早く起きろよ~~!!!!!」
横を見ると
窓から入った日差しを受け
うつ伏せで枕に顔を沈めてる彼女がいた
まだ夢の中なんだろう穏やかな顔で寝ている彼女を
起こさないように俺はそっとベットを下りた
ドアを開けると
「もぉ、遅いじゃないか!さっさと起きてこいよ。」
「マンションで会うんじゃなかったのか?」
「ん~。気が変わった。」
「・・・・は?」
「っていうのは冗談で、早川が親父に呼び出されて、戻ったから、乗せて帰ってもらおうと思って。」
「・・・・・お帰りはあちらです。」
「ひどっ!w一緒の所に帰るんだからいいじゃんw」
「・・・・だからって起こすなよ。」
「いやいや、もう9時だよ?」
「・・・・彼女はまだ寝てる。」
「お前・・・また一緒に寝たのか?」
「・・・・・最近一緒に寝ないと落ち着かない・・・気がする。」
「なんだよそれw瑠李ちゃんも無防備だなwハルじゃなかったら襲われてるよ。」
「・・・・・俺でも危ないかもなw」
「ど・・・・どういう意味だよそれ!?w」
「深い意味は無いwで、優季は?」
「早川と一緒に帰った。お袋と約束してるそうだw」
「・・・・・・。」
「ハル・・・お前今、俺1人ぐらいだったら電車で帰れって思っただろ?」
「駅まで送ろうか?」
「おい!!w」
「まぁ、ここにいていいからごゆっくり。」
「ハルはどこいくの?」
「・・・・ベット。」
「何で!!??」
「・・・・・もう一回寝に。」
「起きとけよw」
「ん~・・・るぅが目を覚ました時心配だから。」
「いやいや、同じ家に居るんだから大丈夫でしょ?」
「落ち着きかけてるのに、不安にさせるのはしたくない。」
「激甘だなw最近のハルw」
「そうか?変わらないが。」
「無意識かよ!?w」
どうでもいいやりとりをして俺は再度ベットに戻った
そこではやっぱり眉間にシワを寄せてるるぅが寝ていて
ベットに横になった俺は彼女の頭を撫でた
少しして目を覚ました彼女が嬉しそうに笑った