第23章 特別な日
陽斗side
二人で湖の畔で寝転んで星空を眺めていた
いつものように彼女は楽しそうに話してくる
「ねぇ、ハルさん。今日はたくさん色んな事したねw」
「あぁ、そうだなw」
「今年の夏休みは凄く楽しいよ。」
「まだ始まったばかりだろ?w」
「そうだけどねwでも嬉しいもんw」
「それなら良かった。」
「あ、そう言えば、来週パーティーなんだよね?」
「あぁ、そうだな。」
「新しい服買ったから、それを着るんだよ。」
「そうか。じゃあ楽しみだな。」
「うんwハルさんはスーツ?」
「あぁ、仕事帰りに行くからな。そろそろ戻るか?」
「うん。あ!ハルさん!!見て見て!!ホタルだよ!!ほらほらwうわぁ~、生でみたの初めてだよ!!すごぉい綺麗だね~!!」
「はしゃぎ過ぎだろww」
目の前ではしゃぐ彼女が可愛かった
そして俺達は手を繋いで、来た道を戻った
ペンションには雅人と優季の姿が無く
ペンションのドアにメモが貼ってあった
“お邪魔しました。後は二人でゆっくりするから、邪魔しないでね。また明日マンションでね。”
「・・・・・」
「・・・・・」
「やっぱりマンションに帰ってくるのか・・・・。」
「いつ雅人さんの実家に住むんだろうw」
「俺にもさっぱりわからん。さぁ、風呂入って寝ようか。」
「はぁい。」
先に風呂に入らせ、俺はその後入って出てくると
寝室のベットで眠っている彼女を見つけた
「・・・ん・・。」
俺はソファーに座り飲み直した
携帯を確認するとメールが数件入っていた
そのメールに返信を返し、ベットに入った
ここのベットもキングダブルサイズ・・・・・
自宅と変わらないな・・・・・
俺が横になった瞬間
彼女が寝返りを打って俺の方へと寄って来た
少し薄目を開けて俺を呼んだ
「ハルさぁん・・・?」
「ここにいるよ。」
「・・・ん。」
そしてそのまま目を瞑った
一緒にいることに安心したのか
穏やかな顔で眠りについた
次の日の朝
煩いバカに起こされるまで