第23章 特別な日
優季side
久しぶりに日本に帰ってきた
雅人が
「ハルと瑠李ちゃんが旅行に行くんだって!心配だからついていかなきゃ。」
何て言うから・・・・
てっきり進展したと思ってたのに・・・・・
私は思いっきり舌打ちした
「・・ちっ!」
「何怒ってるの?優季。」
「気のせいよw」
「で・なんで、今日はハルが主夫なの?」
「普段頑張ってるるぅにご褒美だから。」
「えぇ~。ハルってそんな優しかったんだぁ~。初めて知った~♪」
とわざとおちゃらけてみたら
「優季、キモい。」
と、一喝されたw
「だろうねw言った私もキモかったw」
「優季、お肉焼けたよwはいあ~ん。」
私にお肉を差し出す雅人はやっぱり可愛いw
だがしかし!!
私はそんな事をする為にここまで追いかけて来たのではない
「ほら、るぅ、出来たぞ。熱いから気をつけろよ。」
「大丈夫だよw猫舌だけどw。」
何だろうあの甘ったるい雰囲気はw
私は雅人に食べさせてもらいながら二人の様子を窺っていた
ハルを見る瑠李の雰囲気も
瑠李を見るハルの雰囲気も
前とは少し変わった気がする
気持ちが変わったのかしら
「ねぇ、雅人。」
「何?美味しい?」
「うん、美味しいけど。ハルと瑠李何かあったの?」
「何かって?」
「何か雰囲気が前と少し違う気がするから。」
「優季よりも過保護になったんじゃない?w」
「あのハルが!?」
「うん。何かって言えば、るぅが、るぅが、って言うしw」
「重症ねw」
「させたの誰だよw会社でもヤバイよw」
「どんな風に?」
「仕事中、猛スピードで仕事終わらせて、誰からの誘いも受けず、一目散に帰るって佐野が言ってたw」
「そりゃ、家で待ってますからねw」
「そして、あのハルが!携帯も色違いでお揃いw」
「え!?マジで!?」
「さらにストラップまでお揃いw」
「マジで言ってるの?」
「マジで言ってるw」
「本気かしら?」
「え?何が本気なの??」
「ううん、私の独り言w」
未だに仲良く二人の世界を作ってる姿を見つめていた