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I cannot part with you

第22章 大きなあなたと小さな私


瑠李side


夜1人で眠っている時夢を見たの


三嶋君が言ってたセリフが気になっていた


“君が今一緒にいる男は君の事を利用しようとしているんだよ”


“それは愛情じゃない。同情なんだよ。君が可哀相だと思って、同情しているだけなんだ。”


何度も



何度も



打ち消そうと思っても



自分の中でも



どこかでそれを感じてた



私にとっては特別なハルさん




だけど




ハルさんにとっての私は特別じゃない




三嶋君が言った言葉がそれを確信させたんだ




図星を突かれた私は現実から目を背けようとした


嫌な夢を見て目覚めた時身体が震えていた


心配そうに様子を見てくれていたハルさんに


助けを求めた


彼は一緒に眠ってくれると言ってくれて


頭をずっと撫でてくれた


彼の心臓の音を聞きながら


私は眠りについた


朝、ふと目を覚ますと


私を抱き締めながら眠っているハルさんがいた


ハルさんの温もりに安心していた


ハルさんの胸元に顔をスリスリしていたら


上から笑い声がした


「クックックwるぅ、擽ったいよw」


見上げるとハルさんが見つめていた


「だって・・あったかいからw」


「擽ったいからやめろw」


「今日は、お仕事?」


「いや、今日は休みだ。昨日大きな契約取れたからな。」


「凄いね。ハルさんw」


「終業式はいつ?」


「来週の火曜日。」


「火曜日?じゃあ、今日から3連休で、火曜日終業式して、夏休み?」


「うん。そうだよ。」


「いいなぁ。学生は。」


「今年最後だけどねw」


「じゃあ来週の土日にキャンプ行くか?」


「え?本当!?あの湖だよね?」


「あぁ、星見たいんだろ?」


「うん☆見たい!じゃあテントでお泊り?」


「う~ん・・・。男だけならそれでいいけど。るぅは女の子だからな。ペンション予約するかな。」


「今からでも予約取れるかな?」


「あそこは、隠れスポットだからな。知ってる人は少ないよ。早速聞いてみるか。」


そう言って、ハルさんがベットから起き上がった


つられて私も起き上がり朝食の準備を始めた

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