第22章 大きなあなたと小さな私
瑠李side
朝から二人で仲良く二日酔いで
頭を抱えたハルさんと
顔色が悪い雅人さん・・・。
「お仕事、大丈夫?」
「「なんとかね・・・。」」
綺麗にハモったw
「そういえば、るぅ、携帯はどうしたんだ?」
「壊れたままになってるから、部屋に置きっぱにしてるw」
「今度の休みに買いに行くか?」
「え?でもお姉ちゃんの名義だから、何も出来ないもん。」
「じゃあ、俺の名義で・・・「却下!」
嬉しそうな雅人さんの言葉をハルさんが凄い勢いで遮ったw
「何でだよ~!ハル~。」
「お前も優季と一緒で海外に行ったりするだろうが!何か有った時に何も出来なくて困るのは俺とるぅだ。」
「うん。ハルさんの言うとおりだw」
「因みに言うと、るぅは未成年だから自分では出来ないだろ?だから俺の名義で契約する。」
「え?ハルさんの名義で?いいの?」
「あぁ、構わないよ。」
「毎月ちゃんとお金払うからね。」
「あぁ、優季に請求するwもしくは雅人にw」
「えぇ!!ダメだよ!!私がちゃんと払うもん!!」
「わかったwじゃあるぅに請求するよ。」
「あ、そろそろ時間だよwハルさんw」
そうしていつものように家を出て駅前に向かった
学校についた私は相変わらず好奇な目で見られているw
だけど気にならなくなったのは
味方をしてくれる綾ちゃん
可愛がってくれる?雅人さん
そして好きだって気がついたハルさんが
いてくれるからなんだろうなw
だけど
ハルさんへの気持ちを
隠している私にとっては
三嶋君の件は
まだ終わっていなかったんだ
確実に私を
闇に引きずり下ろそうとしていた