第22章 大きなあなたと小さな私
雅人side
ハルと瑠李ちゃんが公園に散歩に行った
俺を残して・・・・・。
1人でモヤモヤしていると2人が帰宅した
「じゃあお風呂に入って寝るね。おやすみなさい。」
「あぁ、おやすみ。」
瑠李ちゃんは俺と話をせず自部屋に入った
「雅人。リビングで飲み直そう。」
ハルに呼ばれてリビングのソファーに座った
グラスを煽ったハルが俺に言った
「お前、浮かれるのはわかるが、やり過ぎだ。」
「え?何を?」
「るぅに対してだ。あいつ戸惑ってるぞ。」
「可愛くてしょうがないんだもんw」
「心配なのも構いたいのもわかるが、控えろ。嫌われるぞ?」
「・・!!!」
俺はそこで危機感を感じた
「ハルぅ~~どうしよう~~~~。」
「知らん!」
俺の親友はかなり冷たいようだw
だけど
やっぱり心配だから
もうしばらく早川に頼んでおこうw
その俺の目論みをハルは感じたのか
「程々にしとけよ。」
と、一言だけ呟いた
だけど俺以上に嬉しそうにハルは言った
「もうすぐ夏休みだから、色んな所連れて行ってやらないとな。」
「俺も一緒に・・「却下!」
「・・・チッ。」
そんな話をしながら俺は思った
「ハルってさ、瑠李ちゃんのこと好きなの?」
「可愛いとは思ってるがなんでだ?」
「いや、特別な感情とか思ってるのかな?って思って。」
「まぁ、特別かもな・・。」
「今までの彼女とかに対する態度が瑠李ちゃんと違うからさ。」
「さぁ、どうだろうな。」
「うわ!誤魔化した!!怪しいじゃんそれ!」
「でも、瑠李ちゃんはあげないもんね。俺の許可がないと付き合わせない。」
「お前・・それるぅに嫌われるぞ?w」
「いーや!大事な瑠李ちゃんのためだからね。それくらいは当たり前だよ。」
「はいはい、お好きにどうぞw」
「うわぁ~ひでぇ~。」
夜中まで語り合った俺達は
次の日二人で仲良く二日酔いだった
朝から瑠李ちゃんがしじみの味噌汁を作ってくれた
朝からほっこりしたw