第22章 大きなあなたと小さな私
陽斗side
仕事を終えて帰宅すると
若干るぅが怒っていた
俺に対しては普通だが・・・・・
そしていつも通りご飯を食べていた
「るぅ、何かあったのか?怒ってるように見えるけど。」
「瑠李ちゃん。今日も美味しいね♪」
「ハルさん。お姉ちゃんいつ帰ってくるのかな?」
「さぁ?いつってゆう予定は聞いてないけど、お盆までにはとは言ってたぞ。何かあるのか?」
「・・・はぁ~。」
あからさまなため息を付いたるぅは何も言わないが
原因はきっと雅人だな・・・
「るぅ、後で散歩でも行くか?」
「うん。行く。」
「じゃあ、俺も行く!!」
「雅人は家にいろ!」
「え~~!!」
ご飯を食べ終わった俺達は雅人を置いて散歩に出かけた
ある程度歩いた所で公園に付き、ベンチに座った
「で?雅人と何があったんだ?」
「・・・・ん~~~。」
「俺への態度と雅人への態度が違いすぎるw」
「学校帰りに、飯島さんに校門の所で私のせいだって罵られたの。でもその時、早川さんが助けてくれたんだけど・・その後、綾ちゃんとカフェでお茶してたら、雅人さんが来てそのままずっと邪魔された。買い物にもついてくるし。」
「ぷっwあははははは!!」
拗ねたように俺に話するぅが可愛かった
「もう!笑わないでよ!ハルさん!!」
「あぁ悪い悪いwクックックww」
「もう!!ハルさんも口聞かない!」
「ごめんごめん。もう笑わない。」
俺はそう言いながら彼女の頭を撫でた
「う~~・・・・。」
「雅人は・・浮かれてるんだよ。るぅってゆう義妹が出来て、頼ってもらえて、仲良くしたいんだよ。優季が安心できるように・・。昨日の件もあるから心配だったんだろう。その辺は許してやってくれないか?」
「・・・・そんなものなの?」
「欲しかった物が手に入ったんだw浮かれるのは当たり前だろう?w」
「むぅ・・・。」
「しばらくは付き合ってやってくれよwなるべく俺も押えさせるからw」
「ハルさんがそう言うなら・・・。」
少し笑顔の戻ったるぅに安心した俺達は
マンションに向かった