第19章 仕組まれた罠・・・・・向けられた刃
優季side
雅人も瑠李も部屋に入り寝てしまい
ハルと二人で呑んでいた
「で?どうだったんだ?」
と、突然ハルが切り出した
「何が?」
と、私はとぼけてみた
「るぅの事に決まってるだろう。他には何もない。」
「あぁ、今日出かけて楽しかったわw」
「そういう話じゃねーよ!w」
「なぁに?何が聞きたいの?」
と、ワザと茶化してみた
「お前・・・・わざとだろ?」
「バレたら仕方ないわねw瑠李・・好きな相手がいるみたいよ。誰かは言わなかったけど。」
「好きな相手?」
「そう。でもまだ相手には伝えてないし、伝えて嫌われるのが恐いから言えないって言ってた。あと、あんたと一緒に居たいって。」
「・・・・・それでいいのか?」
「さぁ、瑠李がそう言ってるんだもん。さっさと言えばいいのにねw」
「俺と一緒に居るのはマズイんじゃないのか?」
(あんたが好きなんだから一緒に居たいに決まってるじゃんww)
と、内心思ったが言わなかった
「納得した?」
「あぁ、そうか・・。じゃあ少し距離は置いたほうがいいんだろうな。」
「うーん。でも一緒にいたいって言ってるぐらいだからいいなじゃないの?w」
「るぅだって好きな男に誤解されたくないだろ。」
(いやいや、違う意味で既に誤解してるからww)
「さぁ、それは瑠李次第じゃないかしらwそれより、私週明けには向こうに戻るから。」
「雅人も?」
「ううん。とりあえず私だけ。クライアントから連絡があったのよ。契約の話をしたいって。」
「そうか・・・。次はいつ帰ってくるんだ?」
「8月お盆までには戻ってくるわwパパとママの墓参りがあるし。」
「そうか・・・・。」
少し考え込みながらお酒を飲んでいるハルに聞いた
「瑠李に好きな男がいてショック?」
そう聞くとハルが少し動揺した