第18章 初恋・・・・・・・芽生えた気持ち

個室に案内されて私達は席に着いた


「素敵なお店だね。」


「ありがとうございます。」


「ここはたまに仕事関係で来るんだ。料理も美味しいからなるぅにも食べて欲しかった。」


「そうなんだぁ☆楽しみだぁ♪」


しばらくして料理が運ばれてきた


テーブルいっぱいに並んだ料理を見て私は感激した


「すごぉい。美味しそう♪飾りも結構重要なんだねｗ」


「さぁ、どうぞ召し上がりください。」


「いただきまぁす♪」


色とりどりの懐石料理に私は大満足だった


「あ、上司から電話だ。ちょっと席外すよ。」


「はぁい。」


そう言ってハルさんは部屋の外に出て行った


並んでいる料理を見て疑問に思ったので聞いてみた


「すみません。」


「はい、どうかしました？」


「この料理カニがあるのに、ミソが無いんですけど。」


「ご用意させていただいたほうが良かったですか？」


「あ、えっと・・・好きではないのでいいんですけどｗこうゆう料理なら出てくると思ってたのでｗ」


「玉城様ですよ。」


「え？」


「玉城様がご予約の際に、料理の確認をされまして、カニがあることをお伝えしましたら、“蟹ミソを自分の方に全部入れて欲しい”相手が苦手だからと言われたので、そうさせていただきました。」


「ハルさんが・・・・」


それを聞いた私は嬉しくて胸が温かくなった


「お嬢様は、玉城様の特別な方なんですねｗ」


「特別なのは・・私じゃなくて・・・彼の方ですｗ」


「お互いに想い合ってるんじゃないですか？私にはそう見えますよｗ」


そんな話をしているとハルさんが電話を終えて戻ってきた


「二人で何の話をしてたんだ？」


「それは女同士の内緒話ですよｗ」


「ハルさんには秘密ｗ」


「うわｗなんだそれｗ」