第18章 初恋・・・・・・・芽生えた気持ち
瑠李side
昼休みになった時、私はお弁当を持って裏庭に向かった
木陰のベンチに座っていると綾ちゃんが来た
「おまたせ。瑠李。」
「ううん。全然待ってないよ。」
「そかwで、朝の話は何だったの?」
お弁当を食べようと広げかけていた私はハッとして
綾ちゃんを見た
「な・・何?w」
「お医者様が治せない病気ってあるの?」
「・・・・は?」
「お医者様でも治せない病気ってあるの?」
「不治の病?w」
「お姉ちゃんが言ってたの。その病気は医者でも治せないんだって。」
私の真剣な語りかけに綾ちゃんは
不思議そうな顔をしていた
「誰がかかってるの?それ」
「私。」
「瑠李が?」
「うん。お姉ちゃんに言われたの。それは一種の病気よって。」
「どんな症状なの?」
「すぐにドキドキしたり、胸が苦しくなったり、あったかくなったり、忙しいの。」
それを聞いた綾ちゃんは
「それでお姉さんは何て?」
「それを治すのは、あんたがその気持に素直になることと、大事にすることだって言われたの。」
「そ・・そうなんだ・・。」
「どうすればいいと思う?」
「あんたはどうしたいの?」
「わかんないから相談してるんじゃない。」
「あんたがその病気の正体を知りたいかどうかよw」
「恐いものなの?」
「ううん。」
「じゃあどうすればいいの?」
「それはね、お姉さんが言うとおりにしたら、きっと素敵なものになる。」