第18章 初恋・・・・・・・芽生えた気持ち
背中合わせで寝転がっていた私達だったが
急にお姉ちゃんがこっちを向いて
私の胸を指差した
「ここ。気にしてることあるんじゃないの?」
「胸・・・・・大きくならないね、お姉ちゃんみたいに・・・。」
「そうじゃなくて!!!!!中身の話しよw」
「うーん・・・。あ!そういえば最近すぐにドキドキしたり、顔が熱くなったりするの。」
「うんうん。それから?」
「一緒にいるとあっという間に時間が過ぎちゃって、もっと一緒にいたいって思うし、会っていなかったら早く会いたいって思っちゃうw」
「それって・・・何かわかったの?」
「病気なの!?これって!」
「一種の病気かもね・・・w」
「え?じゃあ今度病院に行かなきゃ!お姉ちゃん、どこの病院に行けばいいの?」
「それはね・・・瑠李。」
「うん。」
「お医者様じゃ治せないの。」
「え?私死んじゃう?」
「死なないけど・・・病院では治せないの。」
「どうしたら良いの?」
「自分の気持ちに素直になることよ。そのあんたの気持ちを大事にしなさいw」
「う・・・うん。わかった。」
私はお姉ちゃんの言ってることが理解できなかった
病気なのに病院で治せないなんて
それを治すのは自分の気持ちを大事に素直になること?
謎かけみたいw
その日はそのまま眠りについた
次の日いつものように6時に起床して朝の支度を始めた
いつもの時間に学校に向かった
そして気合をいれて綾ちゃんを捕まえた
私の気迫に綾ちゃんは若干驚いていた
「ど・・・どうしたの?瑠李。朝からw」
「ちょっと話があるんだけど時間もらっていい?」
「う・・うん。お昼休みでいいなら・・。」
「じゃあその時によろしくね。」