第16章 それぞれの準備
「で、なんでお前らまで来るんだ?」
「「え?なんで??」」
「いや、今日こそ家に帰るんだと思ったんだが・・・。」
「なんで?ハルの家に泊まるわよ?帰るまでw」
「いいじゃん。同じ会社に行くんだしwその方が好都合w」
「俺にとっては不都合極まりないんだが?」
「気にしちゃ負けよw」
そして電車で最寄り駅についたのでるぅに連絡しようと
携帯を取り出した時、駅前に彼女の姿を見つけた
(あ、まだ居たのか・・。)
少し様子を見ていると
「じゃあ、また遊ぼうねw」
「うん。今度はどっか遊びに行こうよw」
「それいいねw行きたいw」
「瑠李、あんたはその前に携帯をなんとかしなさいw」
「へへwお姉ちゃんが帰って来てるから、近いうちになんとかしてもらおうかなw」
「それがいいわよw電話しても大抵圏外になってるもんw」
「困らないといえば困らないから・・・・w」
「「「私達が困るのよ!!w」」」
「ごめん・・・w」
「帰るのもったいないから、カフェでも行こうよwせっかくの土曜日だしw」
「いいねぇ。それw賛成w」
「うん。行こうw瑠李も行くでしょう?」
「ううん。もう帰るよw遅くなると心配されるから・・・w」
その様子を3人で見守っていた
「さすが、瑠李いい子だわw私の妹だけあって。」
「いい子だね瑠李ちゃんw」
「お前の妹“だけ”あっていい子だな。」
「その“だけ”に強調した意味はあえて聞かないわw」
「そりゃ賢い選択だw」
するとそこで、るぅ達に1人の男が近づいていった
「大野はこれから俺とデートするんだよ。」
「「「「え??」」」」
「「「はぁ?」」」
離れていた場所に居た俺達も思わず声をハモらせた
「え?剛志(タケシ)じゃんw何であんたが瑠李とデートなのよw」
「瑠李は門限でもう帰るのよw」
「そうそうwあんたの出る幕はないのよw」
「大野もそう言ってるだけで俺とするんだよ。な?大野。」