第16章 それぞれの準備
陽斗side
「じゃあ、徐々に準備に入ってるのか?」
「あぁ、式場の予約はもうしたから、後は細かい打ち合わせとかその他もろもろw」
「うん、でも雅人はいいわよw何もしなくてwお義母さんと私でするからw」
「え?なんで??」
「結婚式の案内状とかも全部こっちでするから、必要な人だけピックアップしてくれればw」
「そうだな。任せるw」
「女って、普通やってくれないと切れるんじゃないのか?w」
「あたしは別にいいもん。寧ろ適当にされて余計に手間がかかるほうが無駄でしょ?w」
「確かにw」
「これでやっと少し肩の荷が下りたわw瑠李もちゃんと紹介できたしw一緒に住めないのは残念だけど・・・。ハルこれからも瑠李をよろしくね。」
「まぁ、俺の方も助かってるよ。家事全般w」
「だろうね。いいなぁ。ハルは、瑠李ちゃんの料理が食べれて。」
「じゃあ、今日は飲み明かす?」
「俺は先に帰るぞw」
「朝まで付き合えよw」
「いや、るぅが・・・帰ってくるから。」
「ねぇ、ハル。」
「何?」
「何で“るぅ”って呼んでるの?」
「最初・・・瑠李っていう名前が出てこなくて・・・ルカ?かなんか言ったんだ。そしたらるぅがそう呼んでくれていいって。」
「へぇ~そうなんだ。」
「そんな呼び方しないのか?」
「ママぐらいかな?呼んでたの。だから、私が呼んだ時もあんまりいい顔しなかったんだけどね。ハルは特別なのかしら?」
「・・・・さぁ?どうだろうな・・・・。」
そう言って、俺は持っていたグラスのお酒を煽った
「これでるぅも優季の結婚に対する心の準備も出来たんじゃないのか?w」
「そうかもねw」
「俺はもっと仲良くなりたい・・・。」
「はいはい。なれたらいいですねw」
「うわぁ、どうでも良さそうな返事w」
「どうでもいいから。」
9時頃になったので帰る事にした