第16章 それぞれの準備
瑠李side
食事会が終わってクラス会の会場に向かった
今日のクラス会は去年のクラスのメンバーだ
比較的、仲が良かったメンバーが定期的に集まる
学校の最寄りの駅前のカラオケボックスらしく
遅れて店に着いた私は部屋に入ると
女子が固まっている席に向かった
「あ、瑠李待ってたよぉ♪」
「ごめんね。遅れて。」
「わぁ、その服可愛いねw何の用事だったの?」
「お食事会・・?相手の両親と。」
「え?相手って?瑠李結婚するの!?w」
「え?あ!違うよwお姉ちゃんのだよw」
「で、相変わらず盛り上がってるんだね・・。男子はw」
「もうずっとよww始まってからこのテンションwフリータイムだから余計よねw」
去年仲の良かった女子メンバーも今年クラスがバラバラで
なかなか遊べていなかった
「そう言えば、美香に彼氏出来たんでしょ?」
「らしいよw今日はデートだから来ないんだってw」
「そうなんだw」
「で、瑠李は最近どうなの?」
「どうって?特になにもないよ?」
「なぁに言ってるのよw知ってるのよ?メールで口説かれてるのw」
「それは・・・困ってるんだよね・・・。」
「え?なんで??いいじゃんwあいつと付き合えばw」
「好きになれないんだ・・・今はそんな余裕もないし・・・。」
「そうなんだ。じゃあ断ればいいのに。」
「断ったんだけど・・聞き入れてもらえなくて・・・。」
「うわぁーめんどくさいww」
「それかなりだねw」
「気をつけなよ。あいつ・・ストーカーとかになりそうだし・・・。」
「うん。今日は来てないよね?」
「うん。何か用事があるって言ってたけど・・・。」
「そっかぁ・・良かった。あ、でも9時までには帰らなきゃw」
「え?お姉さん門限ありなの?w」
「うん。今、海外から帰って来てて、心配するといけないし・・・。」
そうして久しぶりの友人との会話を楽しんだ