第16章 それぞれの準備
「瑠李ちゃんはどうしたい?俺としては一緒に住みたいけど?」
雅人さんにそう言われて私は首を振った
「一人暮らしするのか?こんな可愛い子が1人でなんて危険すぎるだろう?おじさんたちと一緒に住まないか?」
それに対しても首を振った
「あら、残念ね。あなたも雅人も振られちゃったのねw」
「瑠李は今のままがいいそうですw」
「今のままって・・陽斗のところか?」
「はい。落ち着いてきたとこなので、そのままがいいそうですwそうよね?瑠李。」
「うん、ハルさんと一緒がいい・・・。」
「まぁ、もし何かあればいつでも一緒に住めるしwそのままでいいなじゃないか?」
「そうだな。そうすればいいw」
「じゃあ、陽斗に彼女が出来るか、瑠李ちゃんに彼氏が出来たら、大変だなw」
「あぁ・・・俺はその心配ないですねw付き合いたいと思う女性がいないのでw」
「じゃあ結婚しないのか?」
「そうですね・・・今は考えてないです。したいと思える相手もいないですし・・。」
「もったいないわねぇw私が若くて独身だったら絶対陽斗と付き合うのにw」
「・・・・・遠慮しますw」
「あら、遠慮しなくていいのにw」
「いえ、優季と同じニオイがするので遠慮しますw」
「あぁ、陽斗の言ってる意味は理解出来るw」
「それはどういう意味?雅人。」
「いいえ、何もございませんw」
そして私は再び、黙々と食べていた
「るぅ・・・美味しいか?」
「うん。美味しい。これ今度家で作るw」
「お?マジか。じゃあ楽しみにしてる。」
「はい!そこ!イチャイチャしない!w」
「羨ましいならお前もすればいいだろ?雅人と。」
「人前ではしないわよ!w」
そんなやりとりを聞いていた皆が笑っていた
初めての顔合わせを含めた食事会は無事に終わった