第15章 姉と妹
「ハル!遅いわよ!お腹すいたのにー!w」
屋上に行くと既に優季と雅人が来ていた
「よっ!ハル!w」
「おかえり。今回は結婚準備の為か?」
「あぁ、挨拶と顔合わせをな。後は色々話し合いをしようと思ってさ。」
「昨日・・・交渉は決裂してるぞ。」
「え?マジで!?」
「瑠李が・・・養女の件は嫌だって・・・」
「普通そうだろw」
「そっか・・・・・じゃあ、一緒に住む事だけでも了承を得ないとね・・。」
「無理だろ・・・。」
「「何でよ!?」」
二人の早急な突っ込みに若干ウケた
「ようやく・・今の生活に慣れてきたんだぞ?それをまた一から新しい環境に放り込まれるるぅの気にもなれよ。お前らそれでよくるぅの事考えてるって言えるな・・・。」
「だって一緒に住みたいもん!」
「1人で暮らさせるのは心配だよ・・・。」
「俺と一緒に住んでるんだから問題ないだろ?」
「先を考えたらさ、このままじゃダメじゃない?」
「先ってなに?」
「ほら、例えば、瑠李に彼氏が出来るとか・・・結婚するとかwそんな時にハルと一緒に住んでるなんておかしいじゃない?」
「じゃあ、その問題が出来そうになったら考えたら?」
「それだったら俺の実家に住むほうがいいだろ。」
「雅人の実家はおじさんとおばさんとお手伝いさんの他に、お客さんも頻繁に出入りするだろ?そんな家にるぅが友達や彼氏を呼べるのか?」
「うーん・・・確かに・・ハルの言うとおりかも・・・。」
「じゃあ、俺が住んでたマンションに住ませるか?」
「あの家は無駄に広いじゃない!w」
「それより、ご飯食べないのか?」
「食べる!瑠李のお弁当久しぶりだし!w」
「そろそろもう一人来るだろ・・・。」
「誰が来るの?」
「卵焼きの人・・・・・w」
「「卵焼きの人??」」
そんな話をしていた時だった
「陽斗!!今日のお弁当は何だ~?」
と、声がした。