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songs(R18)

第6章 オキザリス 神田切裏





「な、何…?やめ、…ぃや!」


咄嗟にアレンの唇を押さえる。
次に彼がする事が予測出来たからだ。


だが、そんな小さな抵抗は男のアレンに敵うはずもなく、手首を掴み上げられ、頭の上で押さえ付けられた。



「いっ…た…」


関節が軋む痛みに、は顔を歪める。



「手荒な事はしたくありません。の綺麗な顔を歪めないで…」



の白い頬に指を這わし て、懇願するようにアレンはを見つめた。



そんな彼にうっすら涙を浮かべたは言った。




「私を…犯すの?」





これは、強姦だ。




逃げろ、逃げろと彼女の中の本能が叫んでいる。



「流石…状況を飲み込むのが早いですね。あのぱっつんが気に入る訳です」


苦笑いを浮かべ、アレンは自分を睨むを見下ろした。




ぱっつん…アレンくんが神田をそう呼んでいる。



アレンくんにとって神田は合わない相手であるが、何故神田が出てくるのだろう。



「本当は教団に来た時から一目惚れしていたんです。」


手を戒める腕に力を込めて、アレンは言った。



「でも貴方は誰にでも優しいから、誰のものにもならない、そう思ってました。なのにっ」

「きゃあっ!」
空いていた左手での団服の前を引き裂く。


そこには、先程リナリーが指摘した首筋の他にも、鎖骨や胸にまでも神田の所有物の証が刻まれていた。



「貴方は神田のものになった」



その赤い印に舌を這わせながらアレンは怒りの念を吐く。



「みんな、神田を憎みました。だけど、僕が1番憎かったのは…」




アレンはと視線を合わせる。



「僕を裏切った、貴方だ…」





“アレンくん、またアクマ武器、故障したの?”

“はい…、今回ばかりは治るかどうか…”

“元気出してアレンくん!大丈夫よきっと。気を落とさないで”





「そんな…」


「はみんなに優しいから、僕のお願い聞いてくれますよね…?」


うっすらと怪しい笑みを浮かべてアレンは言った。





「い、いや…」

「僕に貴方を」

「いやあっ!」




抱 か せ て








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