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songs(R18)

第5章 キセキ アレン甘裏 【fatedの続編】





ラビは泣いている少女の姿に小さく微笑み、静かな森に向かって言った。



「聞いたさ?アレン。の気持ち」

「…ぇ?」


泣くのを止め、不思議そうにラビを見上げる。

ラビはニッコリと微笑み返す。


すると、森の木々の間から見知った白髪が現れた。



「ア…レン…?」


目を見開いてその人物を捕らえる。

アレンは、月の下で苦笑いを浮かべてを見た。


「ち、違うの!ラビとはただ話をしてただけなの!本当に…」


ラビと一緒にいる事に、変な誤解を招きたくない一心で、

は必死に説明する。


そんな彼女の隣で、ラビはおかしそうに笑う。


「、違うんです。ラビには少し協力してもらっていたんです」


「え?」

「だーかーらっ、アレンもと似たような事考えてたから俺が相談に乗って、の本心を聞いたんさ!」


はぎょっとして、ラビを見た。

という事は、最初からそのつもりで…


「まっ、後は二人で何とかなるだろ?邪魔者は消えるさ♪」



と、ラビはその場を後にして、後には沈黙が残った。




「すみません、。こんな形で、あなたの心を探ってしまって」


「………」



何と言えばいいのだろうと、の脳内は混乱していた。



「ラビに、の事で相談したんです」


「…?」


顔を上げるとアレンは頬を僅かに染めて、躊躇いがちに言った。



「その、の事好きで好きで…抱きたくて、堪らないんです」






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