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songs(R18)

第4章 fated アレン切裏






キュッ…

の小さな手がアレンの団服をぎこちなく掴む。


「私を救い出すって…本当?」


自身から、アレンは救い出すと言った。

そのことがの頭の中で延々と繰り返されていた。



あれはただの成り行きじゃない?

ただ流されただけじゃない?


信じても、いい…?




「はい。…僕を信じて」



のか細い手を取り、力強く包む。



貴方を救い出す。

貴方を縛っていた孤独と罪の檻から…



「…っ!」



の瞳から涙が零れ、頬を伝った―――



それさえも美しいと思ったアレンは、

指を彼女の頬へ持っていく。

そして優しくその涙を掬う。

その時、何とも言えない熱い感情がアレンの中で渦巻いた。




「…僕は貴方が――」


重ねた手に力を込める。

さっきより、の瞳が近くに感じた。
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