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songs(R18)

第4章 fated アレン切裏





《ザザザ…、エク…エクソシスト様っ!》



ティムキャンピーから入り口に残して来た探索隊の声が聞こえた。


「シ、シェアフさん?無事だったんですか!?」


ぱっと顔を輝かせるアレンに、シェアフの残念そうな声が届く。


《はい。先程、レベル2のアクマに襲われ気絶させられた間に洞窟に入られたのですが》
「はい、それならこちらで壊しました。イノセンスも見つかりましたよ」


そうですか、とティムから安堵の息が漏れたのが聞こえた。


《それで、そのアクマによって入り口が岩で塞がれているのです。退かすのに少々時間がかかってしまうのですが…》

「塞がれてしまったんですか!?」


突然出した声にが思わず振り返り目を丸くした。


「あ、...すみません…」

彼女の存在を忘れていたアレンは、頭を掻いた。


《?そちらに誰かいらっしゃるのですか?》

「あ、はい。…ここに女性がひとりいます。彼女がイノセンスの適合者なんです。岩が退かされるまでどのくらいかかりますか?」


《そうですね…今から教団のサポーターが来るにも時間がかかりますし、申し訳ありませんが予測できません》

「そうですか…わかりました。気をつけて下さいね」

《エクソシスト様も、女性に淫らな想いを抱かぬよう、お気をつけて》


それを聞くと、アレンは顔を真っ赤に染めた。


「な、な、な、何を言い出すんですか!シェアフさん!」


明らかに動揺してしまうアレン。そんな神の使徒の少年をシェアフは笑い、もう一度お気をつけてと言って回線を切った。


シェアフとの回線が切れた後も、アレンはただ呆然と役目を終わらせたティムキャンピーを見つめた。




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