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songs(R18)

第32章 ep6 繋心のワルツ





「っふぇ…っ」

「、泣くなさ。俺なんかの前で…」

泣いてる彼女も、あまりに綺麗過ぎて、抑え込んでいる感情が溢れ出そうになる。


けれどは、その愛らしい顔を綺麗に歪めて微笑んだ。


「ううん…ありがとう、ラビ。貴方のおかげで…私、凄く幸せ…っ」

(やっぱ、その笑顔はあいつのもんなんだな…)


「行くさ。ユウが待ってる」


あそこで…お前を…



「うんっ…」


行きたい、行きたいよ…
貴方の側にいたい…

貴方の特別でいたい。



はドレスをたくし上げて走り出した。

雪がはらはらと降っている。

けれどその寒さに身を縮める事はなかった。

の頭は、彼でいっぱいだから。


早く…早く貴方の元に戻りたい。

好きで、好きで…


側にいたくて…



“…ここにいろ…”


貴方が熱を出した日…

きっと、あの頃から私達は何かが変わっていったんだろう。

今、それがやっと形になって…
気付いたら止められなくて…



今、私は真っ直ぐに走ってる。



貴方の元へ…



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