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songs(R18)

第28章 ep2 深孤の優しさ





―――…



「ユウ、何処行っとったんさ?寝室にもいなかったし」


ラビが呆れ顔でそう言ったのは、いつもの仕事室。

ラビがユウを見つけた時、彼は何食わぬ顔で仕事をしていた。



「…別に」

「ユウが誘拐されたんじゃないかって、心配したさ~」


へらへらとユウに近づいて肩を抱くラビ。

そんな事、かけらも思ってないくせに、と言いかけたが止めておいた。

すると、ラビは驚いて目を丸くした。


「ユウ?体熱い…」


ガタン…ッ

ラビが言い終わる前にユウは席を立って扉の方に向かった。

「ユウ…まさかっ」

流石ラビ、察しが早い。



「ラビ」


ユウは背を向けたまま、言った。手の中の、金色のロケットに目を落とす。




「あの事故の事…覚えているか…?」


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