第24章 らいおんハート 神田切甘裏
汚れてはない…
だが失ったものはあった…
俺が…それを埋めてやる…
「んっぁ…あっ」
柔らかな乳房に手を這わす。
時折首筋に付けられた痣を消すようにその上から自分の愛証を付けた。
「…」
「ぁ…ユウ…」
本当は…俺も少し怖かった…
お前があそこで死んでしまったんじゃないかと…
もう…お前ほどに
この世で俺を受け入れてくれる奴なんて…
二度といないから…
俺が女を抱いていると聞いて…本気で怒ってくれるのは、くらいだった…
俺は…それで満たされていた…
お前は、俺の薬みたいな奴だ…
俺も…お前を癒せる奴でいたい。