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songs(R18)

第24章 らいおんハート 神田切甘裏





「ユウ、また恋人作ったの?これで何人目?」

食堂の隅で、夕食を食べ終わり息をついていた神田の向かいに、同じエクソシストのが腰掛けた。

「文句あんのか?」

ギロッと神田の鋭い瞳がを射抜く。
けれどはそれを気にせず、息をつく。

「別に。恋人作ったんなら大事にしてあげないとって思っただけよ」

は16にしては大人びた顔を悲しそうに歪めた。

「ユウにフラれた女の子達…泣いてたよ?酷い子じゃ三日で別れたみたいじゃない」
「お前には関係ねぇだろ…」

そう言って舌打ちする神田に、は机を叩く。

「関係なくないよ!…私も、ユウにフラれた女の子達と同じなんだから、彼女達の気持ちわかるよ!…どうしてそんな、人を遊ぶような事をするの…?」




は一度、神田に告白した事があった。
けれど神田はそれには応えず、とはエクソシストの仲間という関係のままとなった。

それ以来彼は今日まで、寄って来る以外の少女達を抱き続けて来た。

神田はから視線をそらす。



「てめぇは何にもわかってねぇ…俺がどんな気持ちでいんのか」



わかるはずない…


好きな女を前に何も出来ず、寄って来る女達を抱く…

俺の気持ちなんか…


俺は、いつか死ぬ運命…

お前を…最期まで護れない…

だから、お前を傷つけない為に俺は…お前を受け入れなかった。

代わりに、他に寄って来る女達を抱き続けた。

お前に対する愛しさを、そこで鎮めていた…俺の気持ちなんか…

わかるはずない



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