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songs(R18)

第22章 Why 神田パロ切甘裏




「んんっ…ふ」


馴れないキスに、硬く目をつむる。
啄むように、神田はそのふっくらした唇にキスを落とす。

そっとの唇に舌先を這わすと、その身体がピクンと反応を示した。

「口、開けてみろ…」

そう指示を出せば、はゆっくりと唇を開ける。

同時に神田のざらついた赤い舌が滑り込む。

「ぁ…ふっ」

先ずの舌に自分のそれを絡め吸い上げる。

「ふぅん…んっ」

クチュ…と小さな水音がそこからあがる。

ざらつく舌の感触に、腰の当たりが痺れる感覚に襲われる。

ちゅ…と、可愛いらしい音を起てて神田の唇が離れる。

できた銀の糸はの口端で途絶え、は放心したように天井を見上げる。

紅潮した頬にキスをされて我に返ると、神田が自分に覆い被さる状態だった。

綺麗な長い髪が頬に触れる。

神田はゆっくりと、の首筋に顔を近づける。

「ゃあ…っいた…」

途端にちくりとした小さな痛みに顔を歪める。

「何…してるのっ…?」

少し上擦った声でそう尋ねる。

神田は顔を上げ、に見えるように彼女の手を取った。
そして唇を近づけていき、きつく吸い上げる。

「あっ!」

さっき、首筋に感じたのと同じ痛み…

唇を離せば、透明な薄い唾液の舌に、赤い証ができていた。

「…これ…」
「何も知らねぇんだな、お前」

呆れた様子で神田は言った。

「いくつだ?」
「え…16…だけど」

恥ずかしそうには小さく呟いた。

「俺より二つ下か。…いいか、これは心から愛する奴にしかやらねぇ。覚えとけよ」

言って神田はの手の甲に触れるだけのキスを落とした。

「お前も、俺以外の奴に絶対やらせるんじゃねぇぞ」

低い声で言った。

「ユウって、結構傲慢なんだね」

皮肉ではない、は言った。
神田は言ってろ、と呟いて再びの首筋に痕を残す。


「いっ…」
「お前が、お前だけが欲しいからだ」

の着ていたパジャマの釦を一つずつ外していく―…



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