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songs(R18)

第21章 恋いしくて 神田切夢【Time goes by続編】





―――…



「室長…中国地方で、教団の死亡者が確認されました…」

「………」

「エクソシストの…です」








サァァ…


雨が降っている…

冬のように寒い、雨…


きっと今年の冬は、こんな寒さを独りでしのがなければならないのだろう…



怖くなかった…

まだ、お前を失った事を現実に感じてないからだと思う…



だが、泣き崩れるリナリーやもやし達の間をかい潜り、黒い箱に入ったお前の白い肌を見つけると、あっという間に現実に戻される。


目から熱いものが込み上げて、それは雫となってお前の白い頬を濡らした。



傷ひとつない身体…

今にも動き出しそうなほど、綺麗な身体…


森で横たわっていたその身体を見つけた時には、大切なものがなくなっていた…

あの天パのノアが操っているティーズって奴に喰われた心臓と…


命の宿っていた子宮…



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