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songs(R18)

第19章 永遠の物語 ラビ切甘裏





「じゃあ、この薬は…」

「うん、アクマとかの侵入者用に作った、嘘をつかせない薬…
効果が強いからすぐに切れると思うけど…」

ラビは自分の腕の中で眠る少女を見下ろした。

とにかく、命に別状が無いことに安堵する。

「つまり、が目を覚ましたら…」






ーーー・・・



(此処…どこ…?)

綺麗な、朝陽が差し込む森…

優しい色合いのそれらが、呆然と佇んでいたを迎え入れるように揺れる。


リスや兎たちが彼女の事を見ている…



(私、どうしたんだろう…)

“こっち…”

透き通るような声に振り向くと、樹の幹から手が見えた。

“おいで…”

導かれるように、の足は動く。



(貴方は誰…?)


“怖がらないで…”


はその手を掴んだ。

辺りが輝き、再び意識が遠退く。



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