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songs(R18)

第15章 Re; デビット切甘裏【SNOW KISS続編】





「ん~なんでだろ?わかんないなあ~」


ロードはもう一度、に歩み寄り、の顔に手を添えた。

そして、柔らかく微笑む。


「でもね~、二人ともボクの大切な子達だから…


大切な二人に、何か大切なものを見つけて欲しかった…って思ったんだ」



「ロード…」


「ちゃんと、見つけたんでしょ?…だから、泣いてるんでしょ…」


敵だと言う事を知っていて愛し合い、

最後に、別れを選んだ…



にとっての大切なものは、

立場を越えての深い愛だった…




もう、還ってはこない…一瞬の。



はそれを思い出し、瞳から一筋の涙を零した。




「ロード…ありがとうっ…!」

「よしよし、は偉かったね」


ロードはぽろぽろと涙を零すの頭を撫でる。

そして、哀しげに微笑んだ。



「いつかは戦わなきゃいけないけど、その時までに…忘れなくちゃね…」

「……!!」


そう、そうだ…


次に会う時は、私はアレンくんの敵で…

アレンくんは私達の敵…



私達は、戦わなくちゃいけない…


そんなの嫌だ、と心が叫んでいるけれど、私にはどうしようもない


忘れるしか、楽になる方法はないの…?


私にはそれはできない事なのに…





「ゆっくりでいいよ、


とにかく今は、この事を誰にも知られないようにしなくちゃね。
得にデビットには…」


「…うん…」




そう、私のもう一人の
…大切な人



恋人である彼には、絶対に知られてはいけない。




「わかった…」




今でも、夢の中でキミが優しく微笑んでいる…


私をノアだと知っていて、その笑顔を変えないで…


愛してくれたアレンくん…


ごめんね、私…


キミに
何もしてあげられなかった…





夢の中ではみんな繋がっていると言うのなら、今すぐ私はキミの元へ飛んでいきたいよ…




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