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songs(R18)

第14章 SNOW KISS アレン切裏






(終わっちゃった…)



二人は禁忌を犯した。

その代償は、二人がもとの関係に戻らなければ…


離れなければ…


は静かに服を着始めた。




カーディガンを羽織り、部屋を後にしようとした時、温かいアレンの腕に引き寄せられた。



「送るよ。バルコニーまで」


「……?」


「あそこにはの為に、ロードが残した扉がある。

それを使って…帰ればいい…」


「……うん」












二人は手を固く繋いで、バルコニーまでの廊下を歩いた。


さっきと同じように、一言も話さず。










ガチャ…





バルコニーへ続く扉を開けると、さっきまで感じなかった冬の寒さが肌を通り抜ける。



「…さむ…」



思わず はその場にうずくまる。


アレンはその小さな身体を抱き上げて白いベンチに降ろした。


自分もその隣に座り、肩を寄せ合う。



寄せ合った肩だけが、温かくて、二人を現実から遠ざけた。





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