第13章 One Memory ラビ切裏
「あぁ…ふ…」
めちゃくちゃにしてやる…!
腹が煮え繰り返りそうだ。
抵抗を止めた手から、自分の手を退かし、の着ていたワンピースに手を掛ける。
の身体が強張ったが、本人は何も言わない。
言えないんだ
「ん…はあ…っはあ」
やっと唇を離してもらい、呼吸を整えるに休みなく次の行動に移される。
プチプチ…
釦が取り外されていく――
「待っ…ラビ、ぁ…」
何かを思い出したようにの顔色が変わった。
「私…今――」
「何さ…?」
口調は冷たいが、一応の話を聞いてやろうと、釦を外す手を止めた。
「その、生…理だから…」
顔を赤くして言う。
「ああ、そう」
じゃあ、ぶち込めないね、と言うラビはカチャカチャと自分のベルトに手を掛けた。
「じゃあ、この熱はの口で奉仕してもらわなくちゃな」
「…っ…ぁ!」
現れたラビの熱に、は頬を赤く染めていたが、ラビに腕を引かれて前のめりに倒された。
頬に、ぴたっとラビの熱が押し当てられる。
「ん…っ」
「何してるん?早く舐めるさ」
を見下ろすラビの表情は、どこか楽しそうだった。
はラビを涙目で見上げて、そして諦めたように視線を下に落とし、ゆっくりラビの熱を口に含んだ。
「ふ…っん」
先端部分に舌を這わす。
が、
「媚びんなよ!もっと奥までくわえろよ!」
の頭部を掴み、押し入れて来る。
「ふんんっ…ぁぅ…っ」
の瞳から生理的な涙が零れ出すが、ラビは全くそれを無視する。
「舌がお留守さ?ちゃんと這わして」
「ふ…っぁ」
ラビに指摘され、懸命に舌を動かす。
虚ろな瞳で行為に及ぶもまた美しかった。
頭を上下に動かし、含めない根部に指を伝わせる。
軟らかな感触と、熱を持ったラビ自身は次第にその体積を増幅させていく。