第12章 more than a million miles アレン裏
「あぁんっ、ああっ、あっ」
3本の指は、の膣中をばらばらに動き、
同時にの愛液を纏っていた。
「そろそろいいですね…?」
とは聞いてみるものの、自分の欲望が熱に変わって疼き、早く入れたい衝動に駆られていた。
ズプ…
「んっ…ぁ」
指を抜き、物足りないようにそこを淫らに開いた場所に、アレンは猛った熱を押し当てる。
「あっ……」
その熱を感じ取ったのか、は切な気に眉を寄せる。
「僕にしがみついていて」
そう言ってのショールを取り払い、あらわになった白い腕を自分の肩に回す。
すると、とばちっと目が合った。
最初はポーカーで勝てばすぐにでも抱いてやるつもりだった。
抵抗するなら薬に浸けてでも自分のモノにしたかった。
だって、以前パーティーで会った頃と彼女は変わっていたから…
でもそれを誤りだと知ったのはつい先程…
の目尻を流れる涙が、あまりに綺麗だったから――
自分の罪に怯える彼女があまりに愛しかったから…
(貴女ほど純粋な人に、僕は愛されていいのだろうか…?)
ゆっくりと、腰を進める。