第12章 more than a million miles アレン裏
「あああっ…っ」
回した腕に直ぐさま力が入る。
「っく…」
最奥まで到達すると、一旦の呼吸が整うのを待つ。
「…もぅ、動いて…」
「いいんですか?」
まだ息が荒いが、代わりには安心させるように微笑む。
ドキッとしてしまうほど綺麗に笑むので、思わず目を見開く。
ズ…
「やぅ…んっ」
腰を引くと、なんとも言えない、吸い上げられるような感覚がを襲う。
アレンは入り口まで自身を引き抜くと、再び最奥を目指して腰を進める。
「あぁ…ハア…」
徐々に動きが激しくなっていく。
ジュ…ジュ…ジュプ…
「ん、んあ…あぁんっ…や、あ、あぁ…んっ!」
「ハッ……っ」
シーツに手を付き、の頬を撫でる。
それから滲んだ涙を舌先で舐めとる。
「ふぁあっあ、やっあんっ」
「ハア…ハア…」
結合部は、二人の愛液と先走りでどろどろに混ざり合う。
「あっあ、あぁ!アレ…ンっも、ああっ」
「…ハッ…愛してます…」
摩るように自身を肉壁に押し付け、最奥を貫く。
「あ、やっはっ……っああんっあっ、あっ、あ…はあああんっ!」
びくっと腰が痙攣し、は一層高く鳴いて達した。
後を追うように、アレンも動きを速める。
「くっ…ぁ…!」
確かに、熱いものが膣中に流れ込むのを感じた。