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songs(R18)

第12章 more than a million miles アレン裏





もう身内くらいしかしらない(と言っても身内なんて全員“この世”にはいないけれど)私の本名。

いつかは貴方に教えてあげたいと思ってた、素の私。

傲慢じゃない、ハートの女王の本当の私の名は…





「…よ」

「…素敵な名前ですね。」

「ありがとう…」


いつから、こんなに自然に笑えるようになったんだろう。


彼がいるから、私はもう一度やり直す事を選ぶのかもしれない。




私は

私を…

許すんだ…!



「壊して…私を」


「貴女の望むままに…」





そして、私達罪に溺れた者達は深く深く唇を重ねた。









「ん…ふっ」



再び柔らかいベッドに倒され、は深く唇を交わす。



舌が這い寄り、口内に侵入して来る感覚に、ぞくりと肩を震わせる。



「ん、ぁ…っ」


上手い、とは思った。


巧みに舌を搦め捕り、適度に呼吸する間を与えてくる。



一体どれほどの女を抱いたんだろう。



子供みたいな顔してるのに、という考えがほてりだす脳裏を過ぎった。



そういえば、先程の勝負は手を抜いたとはいえ楽しかったな…




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