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songs(R18)

第11章 INNOCENT SORROW ラビ切甘裏





冷たい、射抜くような瞳。

無意識には恐怖心を抱いていた。

自分の恋人だというのも忘れて




「や、やめて…何の冗談?」


身じろぎをしてみるものの、腕をシーツに縫い付けられて何一つできない。


こんな時、男と女の力の差が嫌でもわかってしまう。


「本当にアレンと何話してたか言わない気なんだな?」


「まだそんな事…」



今日のラビはいつもの彼じゃない。

それはわかりきった事だが、彼は誤解している。

自分がアレンと浮気していると思っているようだ。



「本当に何もないの!…信じて」




ただ、いつかあなたに言おうと思ってる事がある…



だが、ラビの返事は冷たいものだった。


「やだ。信じない」



まるでそれは裂けた傷口に毒を塗られたような…



嫉妬という名の憎悪にラビは犯されていた。




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