第10章 「アイシテル」 ラビ切甘裏

目は潤んで頬はピンク色に染まったは困ったように視線を反らす。


「あまり…見ないで…」


終いにはｷｭｯと目をつむってしまった。

ラビは、瞼にキスを落とす。

それからあらわになった乳房に手を置いた。



華奢な身体に不似合いな、胸は柔らかく、ほのかに甘い匂いがした。



「ぁっ…ん…ああ…」



ほぐすような手つきで揉むと、洩れる声は快感に酔っていた。


「…」


こんなに人を愛しいと思った事はあるだろうか…



まるで割れ物を扱うように、優しく、優しく快楽を与えてやる。



「あっ…んぁ…」

の柔らかな肌を伝って徐々に下に下りていく手。

下着にまで到達するとは、恥ずかしいのか、身をよじった。


「可愛い…」


そんな彼女の頭を撫でる。

潤んだ瞳が自分を見上げる。



「愛してる…」



軽くキスを落とす。


しなやかな脚から下着を取り払うと、彼女の抵抗を押し切り、脚を左右に開く。


「やあぁっ…」


の秘部に顔を近づけ、そこに舌を入れる。


ｸﾁ…ｸﾁｭ…

弓なりに身体をしならせ、ラビの頭を掴んで羞恥心に耐える。



「あっ…ん…ラ、ビ…ぁっ」


ラビは舌を抜くと、代わりに指を一本そこに挿入する。


入り口を貫くと、そこは熱く柔らかな空間だった。

もう一本加えて両方ともばらばらに動かす。


「ああんっ…んっぁっ」



いつの間にか三本の指をその身に挿していたは、声を押さえようともせずに快感の声を漏らす。