第9章 どうして君を好きになってしまったんだろう 【Dear番外編】
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「あっ…くぅ…」
「リナリー…力を抜いて…」
自分の首に腕を巻き付けるように促し、ゆっくり慣らされた秘部に差し込んでいく。
「あっ…いっ…」
「もう、少しだから…リナリー」
微量の血液がアレンの熱を伝っていくが、痛みはなさそうでアレン自身の質量に苦しむリナリー。
アレンは深く口付ける。
「はっ…ん、ぁ…」
互いの唾液が混ざり合い、がらんとした洗面所に淫らな音がたつ。
(ごめん…リナリー…本当に)
かつて共に戦った仲間を、こんな風にして抱いて…
彼女は自分を好きだと言ってくれたのに…
自分はそれに向き合う事もせずに別の少女を重ねているんだ…
もう、どうして…?
君を好きになったんだろう…?
に出会わなければ、リナリーを好きになれていた?
に出会わなければ…
こんなに苦しい思い、
歪んだ想い…
しなくて済んだのに…