第9章 どうして君を好きになってしまったんだろう 【Dear番外編】
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人気のない洗面所にアレンはリナリーを降ろす。
淡い色のチャイナドレスを脱がすと、透き通るように白い四肢に顔を赤らめた。
「リナリー…やっぱり…」
見た様子、誰にも委ねた事のない身体…
それを他の人を好きな自分に、汚されていいのだろうか…?
「いいの。アレン君…」
ほのかに頬を染め、リナリーは微笑んだ。
「私に、貴方を救わせて…」
アレンは深呼吸をつくと、着ていたスーツを手早く脱いで、リナリーの身体の下に敷いた。
「すみません、リナリー…」