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ハイキュー!! 夏休みバトン!

第1章 夏は短し恋せよ男児



赤「ダメですよ!そら、こっち」

月「ほんと何言ってるんですかね。
ほんと油断も隙もない」

赤「あそこで遊んでる木兎さんの方が安心ですよ」


みんなしてさっきまで木兎さんがいた位置を見る。

そら「……さっきまで、木兎さんいましたよね?
どこか行きました?」

月「頼んだ分じゃ足りなくて自分でも買いに行ったんじゃないですか?」

黒「そーかもな。一応電話してみるわ」

黒尾さんのスマホ以外からのコール音が聞こえる。

赤「スマホも財布も置いたままですね…」


辺りを見ても、見える所には姿が見えない。


黒「俺は海のパトロールしてるっぽい人達いるらしいから
聞いてみてくるわ。
3人は岸壁の方とか、テトラポット見てきてくんね?
蟹だ何だって騒いでるかもしんねーから」

あと、と黒尾さんは続けて

黒「あとスマホちゃんと持って歩けよ。
あと海の中には入らないこと。
万が一のことが起きて、誰かもいないってなったら
もっと大変だからな」

テキパキと指示してるから、2つしか変わらないのに
すごく大人に見える。


分かりました、と返事を返して黒尾さんを見送る。


赤「じゃあ、月島はそらに付いててって。
俺は向こう探すから」

そら「分かりました。でも私1人でも…」

赤「変な虫が付かれたら困るから、ね?
月島、よろしく」


軽く手を振って、赤葦さんも反対側に歩き出す。


月「早く見つけて、早く食べよ。
かき氷、もう手遅れかもだケド」



こんなふうに言ってるけど、いつもは食べ物の心配なんてしないし
やっぱり心配はしてるのかなって思ったけど
そんな事言ったら怒られそうで口を結んだ。



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